スペイン人と付き合うってどんな感じだと思いますか?
スペイン人というと、ラテン気質で、おおらかでおしゃべりな人が多いイメージがある方が多いのではないでしょうか。私がスペイン人パートナーが出来る前は、スペイン人男性って毎日愛を囁いたり、花束を贈ったりするんだろうなあ。と勝手なイメージをもっていました。が、それはやはりイメージで実際付き合ってみると、全然違います。
今回は、スペイン人と付き合うってどんな感じなのか、赤裸々に語ります。
スペイン人と付き合うってこんな感じ
前述した情熱的なスペイン人のイメージですが、これは本当に人によります。私のパートナーは、日本人もびっくりする硬派男子です。タバコは吸わない、お酒もほとんど飲みません。クラブにもほとんど行ったことがなく、クラブに行く時間があれば、将来のための勉強をするという硬派っぷりです。
外国人に日本人女性は大和撫子という先入観が先走っていますが、実施には日本女性といえどもいろいろなタイプの女性がいますよね。それと一緒ということです。スペイン人とはいえ、情熱的というわけでは必ずしもないのです。
もちろん、私のスペイン人友達の中には、情熱的な人もいます。日本在住のスペイン人の友人は、「彼女ができたら、彼女のためにソファーを買うんだ。そして、毎日マッサージをしてあげるんだ。」と言っていました。まさに、彼こそ私が持っていたイメージにどんぴしゃです。
こういった情熱的なスペイン人男性もいれば、硬派なスペイン人男性もいるので、ひとつの形容詞では言い切れません。やはり、国も言葉も違えども、その人と一緒にいると楽しいか、居心地がいいか、が一番大事なのではないでしょうか。
スペイン人と付き合うならば、ここには気をつけよう
とはいえ、外国人と付き合うとぶつかる壁も多々あります。それは、言語の問題だけではなく、文化や慣習の違いです。私が今のところ感じた点をいくつか挙げてみます。
YES /NO をはっきり言わないとダメ
スペイン人は、曖昧な答えを嫌います。何か聞かれたときに、「なんでもいい」や「どうでもいい」といった答えを返すと、「この人は何も考えてないな・・」と思われてしまいます。そして、私がよくイライラされるのは、「うーーん」と考えこむことです。
スペイン人は、何故か人生はゆっくり生きているのに、質問の回答や決断は急かすんです。(笑)なので、レストランやカフェに入って、注文するものに悩んでいると、とたんにイライラし始めます。彼ら曰く、レストランやカフェに入る時点で、自分が何を食べたいか、飲みたいか既にイメージがあるから入る、のだそうです。
これは私だけじゃないのですが、レストランはメニューが渡されて、「何にしようかな〜」と悩んでいる時間が楽しくありませんか?それは、スペイン人には通用しません。何か決断を迫られる時は、迅速な意思決定を心がけたほうが良いです。
相手の気持ちを考えて自分の意見を押し殺すのを嫌う
そして、私たち日本人が特にやらかしがちなのが、相手のことを慮り、自分の意見を押し殺してしまいます。例えば、「コーヒー飲む?」と聞かれた時に、(・・今日は、紅茶の気分だけど、せっかく誘われたのに断るのは悪いな・・)と考え、「うん、飲む!」と答えて、その後に実は紅茶が飲みたかったことが判明すると、スペイン人はイラッとします。
嫌なことをはっきり言わずに誘いを受けてもらうよりも、嫌なことは嫌と言われた方が彼らは嬉しいのです。
私は現在、顔色伺い癖矯正中です。スペイン人ハビに何か聞かれる時は、「顔色伺っていないよね?」とよく質問されます。長年の思考の癖はなかなか抜けず、「こうした方が相手に迷惑がかからないのではないか」とついつい考えてしまいますが、それを「いや、私はこうしたい!」と言えるようにならなければいけないなと感じています。
この傾向は、スペインだけじゃなくドイツや他のヨーロッパ諸国でも共通している気がします。ドイツ人も、気を遣われるよりは、本音で言ってもらえた方が嬉しいって言っていました。
ごめんを言いすぎるのも嫌
私は、ことあるごとに「ごめん」と言ってしまうのですが、それも嫌だそうです。なぜなら、スペイン人は、本当に悪い事をしたときに、悪い事をした人しか謝らないから、です。
日本では、ちょっと時間に遅れただけでもこの世の終わりくらいに謝ったりしますよね?また、悪い事が起こって謝る時も、悪い事した人が謝ると、ついでにその場にいた人も何故か同調して謝ったりしてしまうことは多々あると思います。私がそうで、うっかりいつも誤っている、なんてことは多々ありました。
気軽に謝ってしまいがちな私たち日本人ですが、その態度だと、スペイン人にしてみると、気持ちがこもっていないと感じられるとのこと。
そのため、私も悪いなあと思ったときに謝っても、「いつもと同じで、気持ちがこもっているように聞こえない」と言われ、愕然としました。謝りすぎはよくないですね・・。「ありがとう」は出し惜しみせず、「ごめん」は本当に必要な時にとっておく方が良さそうです。
最後に
情熱系スペイン人にしろ、硬派系スペイン人にしろ、スペイン人と付き合うこと気をつけたいことは基本的には同じです。良い意味で、相手の気持ちを考えすぎず、自分がこうしたい!自分はこうだ!と自分を押し出すことが大事だと学びました。変な気遣いはしなくていいのです。
Seirin says
ふと、記事を拝見しました。
私、コテコテの『日本人』ですけど、Yes Noをハッキリ言わない人や、誠意の感じられない、丁寧な謝り(誤りではありません)は好きではないですね。
スペイン人でなくとも、どこの国の人でも嫌がられるでしょうね。
Ayumi Saito says
そうですね!!