日常生活を送っていると、何かしら「頑張れ!」と言いたくなる場面は多いかと思います。スペイン語でも、「頑張れ!」と言えたらいいですよね。今回は、スペイン語のネイティブスピーカーが実際に使う表現を紹介します。
スペイン語の「頑張れ」表現
スペイン語のネイティブスピーカーが主に使う「頑張れ」という表現は、下記のとおりです。
anímate (アニマテ) 頑張れ!
動詞animarは、「元気づける」や「声援する」という意味があります。英語に訳すと、「to cheer up」や「to encourage」ですね。anímateの語尾「te」は、「あなた」を指すので、「あなたに声援を送る」=「頑張って!」という意味になります。
「頑張れ!」と話し相手に言う場合は、anímateを使いますが、「(自分が)頑張る」と自分に向けて言う場合は、animoを使います。
Buena suerte (ブエナ スエルテ) 幸運を祈る!
もう一つ良く使われる表現が、Buena suerteです。Buenaが形容詞「良い」。Suerteが「幸運」という意味。Buena suerteは、直訳すると「良い幸運を」となりますが、意訳は「幸運を祈る」となります。
試験や面接を控えている人を応援したい場合、Buena suerteを使います。
¡Buena suerte en los exámenes! (ブエナ スエルテ エン ロス エクサメネス)
exámenesは、「試験」という意味。「試験の幸運を祈る」=「試験頑張って!」となります。
¡Buena suerte en la entrevista ! (ブエナ スエルテ エン ラ エントレビスタ)
entrevistaは、面接という意味。「面接の幸運を祈る」=「面接頑張って!」となります。
スペイン人は「頑張れ」と言わない・・?
ここまで、「頑張れ」の表現を紹介してきました。最後に、衝撃の事実を紹介しようと思います。実は、スペイン人は、「頑張れ」の表現をよほどのことがない限り・・・使いません!!
昔、スペイン人彼にスペイン語で「頑張れ」って何て言うの〜?と聞いたことがありました。「え、「頑張れ」なんて日常生活で言わないし。」と一蹴されたのでした。
日本人の私たちは、些細なことでも頑張れって言いますよね。「今日も1日頑張ろう!」や「仕事頑張ってね」といったように挨拶のように使います。
しかし、スペイン人にとって上記で紹介した「頑張れ」の表現を使うときは、本当に頑張る必要があるときのみ。重要な試験や面接があるときは、「頑張れ」と相手に声援を送りますが、日本人のように挨拶のようには気軽に使わないのです。
日本語で「頑張れ」というように、anímate やBuena suerteを使うと、スペイン人にはちょっと違和感を感じられてしまうかも・・。この表現を使うときは、「本当に頑張って欲しい!」という状況にした方が良さそう。状況に応じて使い分けしてみてくださいね!
本日の表現
anímate (アニマテ)
頑張れ!
Buena suerte (ブエナ スエルテ)
幸運を祈る!
¡Buena suerte en los exámenes! (ブエナ スエルテ エン ロス エクサメネス)
試験頑張って!
¡Buena suerte en la entrevista ! (ブエナ スエルテ エン ラ エントレビスタ)
面接頑張って!