飛行機内で、ぐずり続ける赤ちゃんに困り果てる両親の姿を、何度か目にしたことがあります。
私自身、1歳息子と長距離フライトに乗ることになり、小さな子供との長時間狭い機内で過ごすことに恐れ慄いていたものです。蓋を開けてみると、しっかりと準備していたことが功を奏し、大きなトラブルもなく過ごすことができました。
今回は、小さな子供と長距離フライトに臨む上で準備しておいた方が良いこと、機内での過ごし方を紹介していきます。
事前準備
小さな子供との長距離フライトを乗り切るためには、事前準備が重要です!
座席予約(バシネット )
2歳までの子供と搭乗場合、機内に取り付け可能なベビーベット(バシネット )を予約できます。1歳以下の赤ちゃんの場合、横になっている時間が長いのでバシネット は絶対にあった方が良いと思います。
1歳以上の子供になると、動き回るようになるのでバシネットで大人しくしてくれる可能性は少なくなります。それでも、私はバシネット を1歳児のために予約しておきました。
バシネットは、壁向きの席に設置します。そのため、足元が広く、子供を座らせて遊ばせるスペースが狭いながらも確保可能です。
バシネットを予約するには追加料金がかかります。それでも、小さい子供連れ、特にワンオペでのフライトの場合は、予約しておいて損はないかと。ばしネット装着できる席には限りがあります。早めに予約しておくといいですよ!
新しいおもちゃを購入
長距離フライトで、場を持たせるためには新しいおもちゃが欠かせません!機内持ち込みの荷物量はできるだけ増やしたくないですので、場所をとらないものが良いですね。
また、機内で無くなったりしても心のダメージが少ないもの(高価ではないもの) が良いかと。息子には、木製パズルを購入しておきました。
お菓子を豊富に準備
日常生活ではお菓子をあげすぎないようにしているかと思います。飛行機内という狭い・普段とは違う環境で小さな子供がぐずってしまう可能性は限りなく高いです。
子供たちにとっても長距離フライトは、試練のようなもの。好きなお菓子を用意しておいてあげましょう。
ストリーミングサービスに加入
長距離フライト中は、子供をぐずらせないことが第一になりますので、使えるものは全て使います。普段は動画はあまり見せないようにしている人も、動画は子供の注意を引いてくれる可能性がとっても高いので、準備しておくに越したことはありません。
私は、NetflixとYouTubePremiumに加入して、子供が好きそうな動画をいくつか事前にダウンロードしておきました。
機内持ち込み荷物リスト
小さな子供連れは、小さな機内持ち込み荷物で搭乗するのはほぼ不可能かと・・。それでも、荷物は少ないに越したことはありません。私は小型のスーツケースに、必要なものを詰め込み、持ち込みました。
スーツケースの場合、座席下に収納できないのが難点。スーツケースは、荷物棚に収容し、必要なものだけ随時荷物棚から取り出していました。
おむつ・おしりふき
おむつは、普段1日に利用する枚数に数枚上乗せして持参しました。結局全ては使い切りませんでしたが、長時間フライトで体調を崩す可能性もあったので余裕を持っておいたのはよかったです。
おしりふきは、汚したものを拭いたりするのにも使えるので、多めに量を持参しておくと。
着替え
着替えも用意しておきます。機内は温度が変わりやすいです。温度調節しやすいよう、半袖から上着まで用意しておきました。
汚れても良い靴下
気圧の高い機内で靴をずっと履かせるのは子供にとっても心地よくないはず。機内では靴下で過ごさせるようにしていました。汚れても良い厚手の靴下が良いかと思います。
お食事セット
お食事時に使えるスタイ(よだれ掛け・ビブ)、スプーン・フォークなど。
おもちゃたち
おもちゃは、かさばらないものを中心に持ち込みました。嵩張らなくて良いのがボールなのですが、機内で転がっていってしまいます。パズルや絵本は嵩張らなくて良かったです。
機内での過ごし方
1歳児と二人きりで10時間のフライトに臨みました。機内では細切れで寝てくれたのですが、まとめて寝てくれたのが最大1時間だったのが辛かった・・。
現地昼発、目的地朝着だったので、現地夜発便の方がまとめて寝てくれるだろうし、もう少し楽になるのかと思います。
離着陸時:授乳もしくは食事
小さな子供は自分で耳抜きができないので、離着陸時には食事をしたり水分摂取をさせたりすると良いようです。私は授乳時間にあてました。
授乳しているときは静かになるので、親としては大助かりです。
1)機内でもらえるおもちゃで遊ぶ
航空会社にもよりますが、小さい子連れだとおもちゃをもらえたりします。息子には、飛行機のぬいぐるみをいただきました。少し大きな子用には、シールブックもあったようです。
飛行機のぬいぐるみは、早速投げて遊んでいました・・。
2)機内食で食べられるものをつまむ
離陸時間が終わると、機内食提供時間になりますね。機内食に、温かいパンがついてきたので、息子にはこのパンをあげて、私はチャチャッと機内食をいただきました。
子供の機嫌状態にとっては機内食を食べられないことも考えられます。搭乗前に腹ごしらえをしておくのも一手です。
私は、機内食だけでは足りなかったので、その後に持参したおにぎりも食べちゃいました。おにぎりは片手で食べられるので楽ですよー。
私たちが利用した航空会社では子供専用の食事はありませんでした。息子用に持参したベビーフードをあげましたが、これは食べず・・。切り分けてきたりんごを代わりに食べていました。
3)お気に入りのおもちゃで遊ばせる
食事が終わったら、おもちゃで遊ばせます。まずは、自宅で遊び慣れたおもちゃ達から。バシネット席は、足元が広めなので、息子が座っておもちゃで遊ぶスペースもかろうじて確保できました。
4)新しいおもちゃを投入
おもちゃに飽きてきたので、新しく購入したおもちゃ(パズル)を投入。目新しいのか、これはだいぶ長持ちしました。
一人で集中して遊んでくれていたのでほっと一息。私は調子に乗って機内エンターテイメントで映画を1時間ほど観れました。
5)機内を散歩
新しいおもちゃに飽き、今度は動きたくてしょうがない様子。機内の散歩タイムが始まりです。時を同じくして、1ー2歳幼児とお母さんが機内を歩き回っていました。小さい子がいると、どうしても歩きたくなってしまいますので、お父さんかお母さんは付き添って歩かせてあげましょう。
機内での感染症対策を考えると動き回るのは理想的ではないですが、親はできるだけ気をつけながら歩かせてあげるしかないですね・・。
6)お菓子を食べさせる
間が持たなくなってきたら、お菓子の投入です。子供に我慢させているのは親の都合なので、ここでは好きなお菓子を好きなだけ食べさせました。
7)動画を見せる
おもちゃへの興味が失せてしまったので、機内エンターテイメント内にあった子供用の映画(レゴムービー)を見せてみることに。日常生活では息子に動画を見せる事はほとんどないのですが、物珍しさからか釘付けになっていました。
8)昼寝させる
時がきたら、寝かしつけして昼寝(時間によっては夜寝)をさせます。機内では横にして寝かせることは難しいので、抱っこ紐で寝かしつけしました。
バシネット に移動させると目を覚ましてしまうことが続いたので、その後は抱っこ紐したままで寝かせておくことに。抱っこ紐はかさばりますが、持っておくと機内でぐずった時や寝かしつけに使えるので便利だと思います。
終わりに
10時間フライトを終えた時は、二人ともヘトヘト・・。それでも、息子は泣きすぎることもなく頑張ってくれました。事前に準備にしておいたおかげでもあると思います。
長時間フライト、親も子供にとっても楽なものではないですが、ちゃんと準備しておけば大変さを軽減することは可能です。
子供がぐずってしまうと、親のしんどくなってしまうと思いますが、子供だって狭い飛行機内で頑張ってくれていると思い直して寛大な気持ちでいてあげましょう(私は、そう思うように心がけてました・・!)
ではではー。