妊娠すると、胎児に影響を与えないように特定の食べ物や飲み物を控えるのが推奨されています。妊娠してからというものの、「これは食べても大丈夫なのか?」と検索する癖がついてしまいました。
ストレスになり過ぎるのも良くないですが、やはり常識的に妊婦が食べるべきではないものや控えた方が良いものは、摂らない方が良いのかなと思います。
私が実際にドイツで妊婦生活を送るにあたって、食生活で気をつけたことや学んだことを紹介していきます。
妊娠中食べられないもの、控えたもの
医師からは、「生肉、生魚、冷たい牛乳、アルコール」は摂らないようにと、妊娠検診の初診で言われました。
また、「紅茶とコーヒーは1日3杯までに抑えるように」とのこと。カフェインを含んだ紅茶とコーヒーは、全く取るなというのではなく、取りすぎに注意するように、というわけです。
妊娠中の食生活
次に、食べられないものや控えるものをどのようにして妊娠中の食生活に適応させていったかをそれぞれ紹介していきますね。
コーヒー
普段はコーヒーを飲まないのですが、カフェに行ったりすると、どうしてもコーヒーやエスプレッソ系の飲み物が飲みたくなります。その時は、「ディカフェ」で頼むようにしていました。
妊娠中、ドイツとイタリアのカフェでコーヒーを頼みましたが、ほとんどのカフェでディカフェ対応してもらえましたよ。1日1−2杯はコーヒー飲んでも大丈夫そうですが、私のように気になる人は、ディカフェにしてみては。
ちなみに、イタリアでは、カフェインが入っていない大麦コーヒー(Caffè d’orzo)もまた主流なようです。1日に何杯もエスプレッソを飲むイタリア人なので、夕方以降は大麦コーヒーにしたりするそう。
お茶
お茶も、基本的にカフェインが入っていないものを飲むようにしていました。よく飲んでいたのは、妊婦の味方・カフェインが入っていないルイボスティー。
ハーブティーは大丈夫だろうと思って、カモミールティーもよく飲んでいたのですが、途中で、「カモミールは子宮収縮作用があるので、妊婦はたくさん飲むのは避けたほうが良い」という記事を読み、飲むのを控えるようにしました。
カフェインが入っていないハーブティーでも、妊娠中の飲用が推奨されていなことともあるので、確認してから飲むと良いと思います。
ミルクティーが飲みたい時は、カフェインが入っていない紅茶で作っていました。普通のスーパーでも、カフェインが入ってない(ドイツ語でディカフェは、enkofffeiniert)紅茶が売られています。
妊娠後期になると、助産婦さんが口を揃えて言いはじめるのが、「ラズベリーリーフティーを飲みましょう!」ラズベリーリーフティーは、安産に良いと言われているそう。私は、薬局で購入しましたが、Amazonでも売られてますね。ラズベリーリーフティー、結構飲みやすくて、私はハマりました。
アルコール類
国によっては、妊娠中も少量のアルコールを飲んでも問題ないと言われるそうです。(私が聞いたのは、ワインの国フランス。1日ワイングラス1杯くらいは飲んでも良いと言われているとか・・!)
私は、アルコール類は控えました。もともとお酒は好きな方でしたが、妊娠初期は全くアルコールを受け付けなくなり、飲みたいという気持ちにならなかったものです。しかし、つわりが終わった頃から、お酒と合うご飯を食べていると「お酒がと合うのにな〜」なんて思うように。
特に、妊娠中にクリスマスがあったのですが、ホリデーシーズンにアルコールが飲めないのは結構辛かったです・・。気持ちを紛らわすために、ノンアルコールのスパークリングワインを飲んでました。
チーズ
チーズは、殺菌された牛乳を使っていると確認できたものだけ食べるようにしていました。ヨーロッパには美味しいチーズが沢山あるので、食べられるチーズが限られるのは辛かったですが・・。
つわり中は、チーズを受け付けなくなったので、妊娠中期からは、できるだけ加熱済みのチーズを中心に食べていました。
魚
魚には、妊娠中に良いとされる栄養素、オメガ3脂肪酸が含まれており、1週間に1回は魚を食べると良いとドイツでも言われました。しかし、そう言っておきながら、新鮮な魚介類をほとんど売っていないドイツ・・。
ドイツで、手に入りやすく、かつ妊婦が食べられる魚類は、サーモンと、缶詰の鯖とツナです。サーモンは、スモークサーモンのように生のものはリステリア菌の感染が怖いので、避けましょう。
生ハム
生ハムが大好きな私ですが、トキソプラズマ菌という、妊娠中に感染すると胎児に影響を与えるという菌が怖いので、生のハム・サラミ類は妊娠中に食べませんでした。
ハムは加熱すれば食べられるので、ピザを頼むときは、ハムやサラミに火が通されるものを選ぶようにすると良いですよ。
終わりに
好きなものが好きなだけ食べられなくなる妊娠期間。食べたいものが食べられない時は辛かったですが、自分が食べたものが、赤ちゃんの成長に繋がっているんだ、と考えるようにしていました。
アルコールやカフェインの取りすぎなど、赤ちゃんに良くないということは、元は自分の体にとっても良いものではない、ということでもあります。
限られた妊娠期間、赤ちゃんにも自分の体にも良いものを摂取していきたいですね!
ではではー。