シチリア島の中心といえば、エトナ山。ヨーロッパ一の高さを誇り、現在も活発に活動する活火山です。
シチリアを旅行していると、至るところからエトナ山の雄姿が目に入ります。その姿は、日本の富士山を思い出させるもの。
一つ富士山と違うのが、手軽に頂上付近まで行くことができる事。今回はその方法を詳しく紹介していきますよ。
エトナ山のデータ
エトナ山は、シチリア島にある活火山。ヨーロッパにある活火山の中では、1番の高さを誇ります。標高は、現在3,329 m。火山活動によって、標高は変わってきます。
2013年には、世界遺産にも登録されました。
エトナ山観光の流れ
私たちは、レンタカーでエトナ山に行き、自分達で観光してきたので、その流れを詳しくまとめて行きたいと思います。
Rifugio Sapienza
エトナ山では、1900メートル地点(Rifugio Sapienza)まで車で行くことが可能です。この地点に広大な駐車場と、レストランやお土産店と、ケーブルカーの乗り口があります。
車で来た場合は、駐車券を購入するのを忘れずに。午前中だけの滞在なら、半日券を購入するのがお得。午後まで滞在するなら、1日券を購入します。購入した券は、車のフロントミラー付近に置いておきましょう。
この地点から、最も頂上に近いクレーターまで歩いて行くこともできるのですが、今回私たちはリラックス旅行という名目で、長時間歩きたくなかったので、ケーブルカーとシャトルバスで頂上まで行けるプランを選ぶことにしました。
ケーブルカーに乗る
ケーブルカー乗り場にて、乗車券を購入したら、早速ケーブルカーに乗り込みます。ケーブルカーは、6人ほど乗れそうでした。
15分ほどケーブルカーに揺られて、中継地点へ。晴れていたので、眺めも抜群。エトナ山は、天気が悪いと何も見えないみたいなので、その場合はケーブルカーに乗る必要もないかもしれませんね。
シャトルバスで登山
中継地点に着いたら、今度はシャトルバスで移動です。クネクネの道を走って行きますよ。赤茶色の表面が広がっており、未開拓地を走っている気分でしたね。
クレーターへ
クレーター部分では、専門のガイドさんが案内をしてくれます。案内は、英語とイタリア語の2ヶ国語でした。表面を掘ってみると、ホクホクとした白い煙が出て来ます。地下では今も活発に活動している証拠ですね。
ツアーの全行程は約1時間半から2時間で、価格は約60ユーロ(2018年秋時点)。最初はちょっと高いかなーと思いましたが、歩くのはしんどそうだったので、こちらのプランを選んで正解でした。
エトナ山観光のアドバイス
全ての行程を自力で歩いていく場合、半日以上はかかるとみておいたほうが良いかと。しかも、エトナ山は頂上に近くなればなるほど、噴火の影響で、埃っぽいです。マスクがあると役立ちますよ。
また、頂上付近は3000メートルに近いので、夏でも涼しいです。私たちが訪れたのは、10月初めですが、ジャケットは必須でしたね。相変わらず、筋肉質のヨーロッパのお兄さんはTシャツ来ている人もいましたが・・。
ケーブルカーを利用した場合、降車地でジャケットや靴をレンタルすることができます。できれば、真夏に訪問する場合でも、温かめの格好をしておくと良いかと思います。
エトナ山への行き方
私たちは、タオルミーナという街からエトナ山へ車で行きました。所要時間は約1時間。シチリア島観光の入り口、カターニャからも車やバスで1時間ほどでエトナ山へ行くことができます。
カターニャやタオルミーナ発の日帰り旅行もたくさん出ているので、こちらを利用するのもあり。
終わりに
エトナ山のクレーターを見学し、もくもくと上がる煙を目にして、本当に活動している火山なんだということを体感しました。シチリアの透き通った天気の良い日には、見晴らしも良いです。シチリア旅行では、訪れておきたい場所の一つですね!