パリは、大学時代に初めて訪れてから、5回以上訪問していますが、訪問する度に新しい発見がある街です。
人によっては、日本におけるパリのイメージが確立され過ぎてしまっていることから、イメージと実際のパリの違いにショックを受けるかもしれません。
パリは、イメージよりも汚いかもしれない。パリは、イメージしているよりも、素敵な街ではないかもしれない。
でも、パリにはパリにしかない魅力があります。その魅力は、やはり現地でしか味わえません。
今回は、パリ観光について詳しく紹介していきます。
パリ観光に必要な日数は?
歴史的、文化的資産が集中しているパリは、見所がたくさん。時間が許すのであれば、できるだけ長く滞在したいもの。でも、そんなわけにはいきませんよね。
私は、これまで5回パリに訪れていますが、毎回2泊3日から3泊4日でパリに滞在しています。2泊3日でも、主要な観光名所を観てまわることは可能です。
モンサンミッシェルと行った周辺地域への旅行を加えたり、美術館をじっくりみて回りたいと行った場合は、1週間くらい滞在しても足りないくらいでしょうか。
また、パリのシャルルドゴール空港は、ヨーロッパの主要空港のひとつです。パリを経由し数日滞在、そして他のヨーロッパの都市を訪問する、と言ったプランもアリですよ!
パリ観光に必要な予算は?
パリ観光にどのくらい予算が必要でしょうか?パリの物価は高いと言われますが、日本(東京)比べてそんなに変わらない気がします。為替の変動によりますが。
でも、私が住んでいるドイツ・ベルリンは、物価が安いので、パリでの物価が高く感じられました。特に、外食費が高いです。ワインの国なので、ワインはお手頃にガブガブ飲めるだろう・・なんて思っていたのですが、レストランのワインはテーブルワインでもグラス1杯1000円くらいしました。
一方、スーパーでは、お手頃なワインも売っているので、お土産に購入するのもいいですね。
予算の目安
宿泊費
ユースホステル 1泊 3,000円〜
エコノミーホテル 1泊 7,000円~(ツイン/ダブル1部屋)
中級ホテル 1泊 12,000円~ (ツイン/ダブル1部屋)
高級ホテル 1泊 25,000円~ (ツイン/ダブル1部屋)
私は、airbnbのクーポンを使って、2泊5,000円以下で泊まることができました。パリは人気の観光地だけあって、ホテルが埋まっていることもあるので、airbnbの利用を検討してみるのもいいかもしれません。
まだairbnbを使ったことがない方は、こちらから初回利用割引のクーポンが手に入ります。最大3700円割引されるので、上手く活用してくださいね。
食費
ランチ 約1,800円~
ビール(500ml) 約720円~
他にも物価を確認したい場合は、物価比較サイトをチェックしてみてください!
パリ観光2泊3日のモデルコース
私たちがパリを訪れた際に使用した旅程を紹介します。
1日目 ブーランジェリーで朝食
パリで過ごす初日の朝は、 ブーランジェリー(パン屋)から始まります!お目当は、焼きたてのパンです。フランスに来るたび、フランスで食べるクロワッサンの格の違いに驚かされます。
外はサクッとしているのに、食感にはもっちり感もあり、口の中にはふんわりとバターの香りが広がるんですよね・・!
私は、フランスで食べるパンの美味しさは、フランスの魔法だと思っています。宿泊に朝食が付いてない方は、外に出て、ブーランジェリーでパンを勝手朝食にするのがおすすめです。
ウォーキングツアーに参加
パリには、数々のウォーキングツアーがあります。パリは広いですが、ウォーキングツアーを使って、中心部に主な観光名所は歩いてまわると楽しいですよ。ガイドさんが、色々と説明してくれるので勉強になります。
私たちは、投げ銭式のウォーキングツアーに参加しました。このウォーキンツアーは、事前に参加料金を払うのではなく、参加後にチップをガイドにお渡しするというもの。事前に支払いが発生しないので、気軽に参加しやすいです。
ツアーは、オペラ座から始まり、最後にはエッフェル塔、凱旋門、戦勝記念塔、と全てを一望できるゴールデンサークルに連れていてもらえました。
ノートルダム大聖堂
次に向かうのは、ノートルダム大聖堂。ノートルダムとは、フランス語で「私たちの貴婦人」という意味で、聖母マリアのことを指しているのだそう。
セーヌ川沿いにあり、緑も多く、とても気持ちの良い場所です。
2019年4月には、ノートルダム大聖堂で火災があり、残念ながら、大聖堂の屋根や尖塔が焼け落ちてしまいました。復興のために沢山の寄付が集まってきていますが、まだ復興は進んでいません。また以前のノートルダム大聖堂の姿をみれることを望むばかりです。
ラテン地区でランチ ( Latin quarters)
ノートルダム大聖堂は、ラテン地区のすぐ近くにあります。ラテン地区は、多国籍かつお手頃なレストランが多いエリア。ちょっとオリエンタルな雰囲気が醸し出されています。
私たちは、ラテン地区ではなく、ウォーキングツアーのガイドさんオススメのレストランでランチをしました。
パリの食事については別記事にまとめているので、こちらを参照してみてくださいね。
カタコンベ (Les catacombes)
次に紹介するのが、少しダークなパリの一面です。その舞台になるのが、「カタコンベ」。ここは、地下奥深くに設けられた地下墓地です。
数百年に渡って、積み上げられてきた歴史が感じられます。
骸骨や閉所恐怖症の方には勧められませんが、パリの歴史に興味がある人は、必見ですよ。現地でチケットを買うこともできますが、人数制限があるので、事前にチケットを購入しておくことがオススメ。
事前にチケットを買っておけば、列に並ばずにすぐ入ることができます。私たちは、事前にチケットを購入していたので、5分も待たずに入場できましたが、チケット現地購入の方には1時間は待ちそうなほどの行列ができていました。
エッフェル塔 (Eiffel tower)
パリのアイコンといえば、エッフェル塔です。パリに行くなら、一度は登っておきたいですね!エッフェル塔の登り方には、二つの方法があります。エレベーターを使う方法と、階段を使う方法です。ちなみに、階段を使う方法の方が、チケットが少しお安いです。しかし、その場合チケットの事前購入はできません。
2017年にパリを訪れた際は、エッフェル塔のエリアに、セキュリティチェックが設けられていました。以前は、エッフェル塔のエリアは自由に入場できたんですが・・。
また、エッフェル塔は、パリの大体どこからでも視野に入り、歩けるのではないかと錯覚してしまいがちです。私も、以前訪問した時に、「歩けるでしょ!」と、エッフェル塔を目指して違うエリアから歩いて、結局エッフェル塔に着くまで3時間かかりました・・。エッフェル塔までの距離をなめたらいけません!
2日目:ヴェルサイユ宮殿 (Versailles Palace)
2日目は、早起きして、ヴェルサイユ宮殿へ!フランス王朝の歴史が詰まった場所です。ここは、パリを訪れるなら、逃せません。人気の観光名所であること、またセキュリティチェックが厳重なことから、ここも入場まで待ち時間が生じます。事前チケットを購入していても、です。なので、朝できるだけ早めに行くことをオススメします。
ヴェルサイユ宮殿訪問前に、フランスの歴史を復習しようと思って、移動時間中にフランスの歴史の本を読んでおきました。この本を読んでおいていたおかげで、ヴェルサイユ宮殿で借りたオーディオガイドの説明の理解が深まりました。
ガレットを味わう
ヴェルサイユ宮殿からパリに戻って来たら、ランチの時間です。ランチには、ガレットを試してみてはいかがでしょう?ガレットは、そば粉で作られた皮で、サラダやチーズ、ハムを包んだ食事版クレープです。
ガレットは、味も美味しいですが、お皿に盛り付けられた形も素敵です。
凱旋門 (Arc de Triomphe du Carrousel)
次に向かうのが、凱旋門!凱旋門とは、戦争の勝利を讃える凱旋式を行う記念に作られたもの。パリだけではなく、色んなところにあります。
パリにある有名な凱旋門の本名は、エトワール凱旋門と言います。フランスの革命時の中心的人物であるナポレオン・ボナパルトの命で作られました。
凱旋門は、登ることもできます。エッフェル塔に登った後は、そんなに登る気にはならなくて、私は今まで一度も登ったことがありません・・。
シャンゼリゼ通り (Champs Elysees)
凱旋門のある通りが、シャンゼリゼ通り。ブランド品のお店が立ち並ぶことから、ショッピング通りとして有名です。
モンマルトルから夜景 (Montmartre)
夜には、モンマントルへ行ってみましょう。モンマントルとは、パリにある小高い丘。ここは、芸術家が集うエリアとしても有名です。
モンマントルにゆかりのある映画としては、「アメリ」や「ミッドナイド・パリ」があります。私は、どちらの映画も大好きなので、パリに行くたびに絶対訪れます。
モンマントルには、サクレ・クール寺院という、モンマントルのアイコンである寺院があります。また、サクレ・クール寺院の前は、階段となっており、ここに座って、パリを一望する人が集まります。私は、ここから夜景を見るのがお気に入り。
3日目:ルーヴル美術館 (The Louvre)
3日目は、美術館巡りです。芸術の都パリだけあって、見尽くせないほどの美術館があります。初めてパリに行くなら、外せないのが、ルーヴル美術館です。
ルーヴル美術館自体が巨大なので、全部をくまなく見て回るには、3日は必要だと言われています。でも、そんなに、時間・・ないですよね。
そのため、見たいものに目星をつけておくことが大切です。必見のモナリザの微笑みの絵画は、いつも人で賑わっていますが、見ておきたいところですよね。
オルセー美術館 (Musee d’Orsay )
ルーブル美術館に次いで、注目の美術館が、オルセー美術館。ここには19世紀美術専門の美術館で、印象派の画家の作品が多く所蔵されています。
他にパリでできること
これだけで、2泊3日は予定で、いっぱいいっぱいです。でも、もしかしたら、上記で紹介したこと以外のことに興味がある方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方へ。パリでは、こんなこともできます。
セーヌ川クルーズ
パリ市内を流れる、セーヌ川。決して川自体は綺麗とは言い切れないのですが、セーヌ川沿いを歩いているだけで、私は、気分が上がるんです。そんな不思議なパワーをもつ川。
セーヌ川沿いのお散歩もいいですが、セーヌ川クルーズという手段もあります。セーヌ川からは、また違ったパリの顔を見ることができるはず。
ワインテイスティング
フランスといえば、ワイン!ですよね。ワイン好きの皆さん、パリでワインのテイスティングはいかがですか?私は大学時代に、ワインにハマっていたので、当時フランス旅行でÔ Chateauのワインテイスティングに参加。ワインの歴史やマリアージュの方法が学べました :)
パリにどうやって行く?
パリ観光は、個人で行った方がいいのでしょうか、パッケージツアーで行った方がいいのでしょうか。比較してみましょう。
パッケージツアー
パッケージツアーのメリットは、面倒な手続きや移動の手配を旅行会社が行ってくれるところ。現地で観光バスで移動できるので、かなり楽ですし、セキュリティの面からも安心です。
パッケージツアーは、旅行会社がまとめて手配しているので、個人手配よりもお手頃な価格で旅行できることもしばしばあります。
パッケージツアーは、HISがオススメ。特にセール時のツアー価格はお買い得ですよー。
個人手配
個人手配のメリットは、旅程を好きなように組めること。パッケージツアーの場合自由時間があっても、ある程度行動が制限されてしまいますが、個人手配の場合、好きなように観光することができます。
宿泊の手配や移動の下調べは少々面倒かもしれませんが、工夫すれば、費用を抑えることもできますし、自分の好みのホテルやエリアに宿泊することも可能です。
パリ旅行を個人手配する場合、航空券の比較にスカイスキャナーを使うのが便利。航空券の所要時間と値段を比較することができます。
パリでどこに泊まる?
パリでお手頃に宿泊したいなら、アパートメント型の宿泊施設がオススメ。前述の通り、私たちはairbnbを利用しましたが、airbnbだけではなく、booking.comでもレンタルアパートメントがたくさん見つけることができますよ。
アパートメント
Appartement Babylone
パリ7区にあるアパートメント。オルセー美術館までは1km、ルーブル美術館までは1.7kmと好立地。
Studio. Pont aux Biches
パリ3区にあるアパートメント。キッチン付き。
Le Petit Studio à Opera
パリ9区にあるアパートメント。オペラ座までは徒歩4分。すっきりとまとまったインテリアが特徴なお部屋。
ホテル
もちろん、ホテルもたくさんあります。
Hotel Prince Albert Opéra
オペラ座から徒歩2分のところに位置するホテル。朝食付き。
Hotel Audran
モンマントルに位置するホテル。カラフルなお部屋が素敵。パリの滞在をさらに彩ってくれることでしょう。
Hotel Darcet
シンプルなお部屋のホテル。最寄りのメトロ駅までは200m。小さなパティオ付き!
最後に
これだけ魅力が詰まったパリ。行きたくなってきたのでは?パリは、世界にある都市の中でも一度は訪れた方が良い都市だと思います。文化的にも歴史的にも、必見の場所が盛りだくさんですので。
これからパリに行かれる方は、今回紹介した情報を参考に、パリでの時間を楽しんでくださいね♪
ではでは。