早いもので、もうすぐドイツに移住して3年が経ちます。つい最近までは、新参者だった私ですが、気づいてみれば、周りの外国人は私より後に移住してきた人ばかり。たった3年で、古株のようになってきました。
それでも、ブログでも時々書いているようにトラブルづくし、日々学びの毎日ですが!ブログを読んでいただいている人には、移住を考えている人・興味がある人もいると思うので、日本を離れて3年・ヨーロッパに移住して3年で、どうなったのかまとめていきます。
変わらないこと
1)日本人であること
移住する前は、日本を数年離れたらもっと外国人かぶれになるんじゃないかと思っていました。しかし、そんなことはなく私の中心は日本で培われた考え・知識で成り立っています。今も変わらず。
仕事を始め日常生活で、英語・スペイン語・ドイツ語を使っていますが、自転車に乗っている時ぼやーっと考え事をする時は日本語です。これからもっと長い間日本国外で生活をして変わっていくこともあるのかもしれませんが、3年たらずでは大きな差は生まれませんでした。
とはいえ、日本に帰ったら帰ったで少しのカルチャーショックはあるのですが。それでも、揺るぎない自分の中の日本人は変わりません。
今の所この日本人の精神部分は変わる気はしないのですが、数十年単位で国外在住になると変わってくるのかもしれないです。
2)食事はアジア系で
ドイツに移住したばかりの頃は、物珍しさから毎日ドイツパンを食べたり、中東系のケバブやファラフェルを食べていました。しかし、すぐに飽きました。
やはり主食はお米が落ち着くし、味付けはお醤油が一番です。なかなか良い日本料理のレストランがないので、できるだけ自炊し、外食したい時は、中国料理やタイ料理を食べに行っています。
日本人にとって、海外の日本料理レストランの味は値段の割に我慢にならないものが多いですが、他の隣国の料理だと、期待値のハードルを少し下げられるので、がっかりすることは少ないのです。
変わったこと
1)トラブルに動じなくなった
海外での生活は、トラブルの連続。3年住んでも、新しいトラブルには事欠きません。(一例として、3年目にして銀行から届いた債務支払い通知の記事に書いたので、ご参照を。)
そして、日本では大したことないトラブルでも、海外であるとそのトラブルを解決するのに数倍の労力が必要とされます。そのおかげで、今やちょっとやそっとのトラブルでは動じなくなりました。
トラブルによっては、自分では解決できないものがあるので、周りのドイツ人の友達や同僚に助けてもらっています。その度に、助けてもらうことのありがたみを心より感じています。
2)頭の中に多言語が共存し始めた
最近私の頭の中は4ヶ国語が蠢きあってます。仕事では英語をメインで使っていますが、ドイツ人同僚のドイツ語が耳に入ってくる。家では、パートナーとスペイン語と日本語で話す。このように毎日4ヶ国語を使う生活をしているのです。海外移住する数年前までは想像してませんでした。
日本にいれば、日本語だけ話せれば生きていけるのに、どうしてこんなに多言語を使って生活しているんだろう・・と思うことも。特に、ドイツ語とスペイン語は時々混ざって大変なことになってます。大人になってから多言語を勉強するって大変です。
それでも、新しい言語や文化を学ぶことは、知的関心欲をくすぐられる素晴らしい経験であることは間違いない、と思っています。
最後に
トラブルも多いですが、学びも多い海外移住の暮らし。今でも、3年前に思い切って移住して本当に良かったです。3年前にドイツに来た当初は、仕事もしていなく、ドイツに住まわせてもらえてもらえるだけで感謝でした。(ワーキングホリデーは素晴らしい制度だと思います。若くて利用できるうちに利用しておくと良いかと!)
今はドイツの企業で働くようになり、ドイツ語やドイツの文化も徐々に理解できるようになり、少しずつドイツという国との距離が縮まって来たように感じます。
でも、私は移住者でかつよそ者であることには変わりはないんですが。まだまだドイツで学びたいことやりたいことはあるので、これからも海外移住での生活を楽しんでいきたいです。
ではではー。